ただいまを言える実家

初めてブログというものを書いてみる
お題は「わたしの実家」
もう何年も帰っていないので 元実家から出た日のことを思い出すことにした。

数年前 自分の心が壊れてしまう程追い詰められた私は
周りに迷惑をかけるほどの事件のようなものを起こしてしまいました。
当然 友人には心配をかけてしまい、両親には心配したと泣きながら言われました。
けれど 長年の経験で 心配されていない事も 嘘泣きなことも
次の日からの対応もわかっていたとはいえ、ショックを受けることになりました。

このままだと危険だとの判断で友人に匿ってもらうことになり
父親は相変わらず酒浸りで 自分の妻に暴力を振るうのを再開し、母親は「お前が戻ってこないと私が○○される」
と電話越しに永遠と話してくる

元々薄れていた家族への情は この事件が切っ掛けで
ほぼなくなってしまいました。

4ヶ月ほど 友人の家でお世話になり 就職活動をし
無事に就職、引越しをすることが出来た。
友人には「ここが本当の実家だと思っていいんだよ」
友人のご両親には「こっちは第2の実家にしなさい」
と両家から暖かい言葉を頂き 大泣きしたのを今でも覚えている。

生みの親には恵まれなかったかもしれないが
育ての親とも言える存在ができたことが、私にとっての幸運だと思う。
今でも 実家に帰る時は友人宅に「ただいま」と言って
第2の実家にも顔を出して「ただいま」と近状報告が終わると再び友人宅にお邪魔しています。

「ただいま」
家を出るまでの私は この言葉は好きではなく、家に縛られるよな不快感を持っていました。
あの頃を思い出すと 生みの親に対して 今でも消化しきれずに「どうして」と言葉に出てしまう時が多々ありますが、
結局 人に痛みを与えた側はその時のことを忘れる性質があるとわかっているので答えは返ってこないのでしょう。

当たり前のように「ただいま」を使わせてくれる
実家と、第2の実家には これからも元気で楽しく過ごして欲しいです。